レンダリングで黒い部分ができる

もしお分かりになる方がいらっしゃれば教えてください。
シーンによってですが、レンダリングすると真っ黒な部分が現れる場合があります。
レンダリング完了後に部分レンダリングでその箇所はちまちまレンダリングし直すと
ちゃんとレンダリング出来る場合もあります。

作業環境/
Shade3D ver.16.1.0
Mac OS10.11

レンダリング設定/
手法:レイトレーシング
アンチエイリアス:アダプティブサンプリング 最小サンプリング数:4
大域照明:パストレーシング
追跡レベル:10
レイトレーシングの画質:80
背景に光源としての画像を使用

照明に「配光」を使用しているんですが、これを消すと黒い部分は出ません。
が、「配光」を使用していても出ないシーンもあります。

一体何が原因なのでしょうか???

T20190824C_image
配光はプロ版にしかついていないので、レスがつきにくいかもしれませんね。
IESファイルを指定する必要がありますが、SHADE3DにはIESファイルが付属していないので、どこからか探してこなければなりません。
ひょっとして相性があるかもしれませんので、IESファイルをいろいろ変えて試してみてはいかがでしょうか。
ちなみにこの画像はVer17でレンダリングしています。

照明に「配光」を使用しているんですが、これを消すと黒い部分は出ません。

とあるので、すくなくともお使いの配光データとデータのシーンとの相性が良くないと言うことかと推察いたします。

IMECOMさんがおっしゃるとおり

ひょっとして相性があるかもしれませんので、IESファイルをいろいろ変えて試してみてはいかがでしょうか。

他の配光データに切り替えて同じポジションとカメラアングルで同じように影が不正にでるか検証してみると良いかもしれませんね。

また、データを公開することに問題がないのであれば、
どこかにデータをアップしたほうが、
他の方々もデータを見ながら検証できるのではないでしょうか?

IMECOMさん
ご返答ありがとうございます!IESデータは設定していますが、ちょっと他のものに代えてやってみます。

iunさん
そうですね。相性とかあるとすれば試してみなきゃですね。
データアップしてみます。
もしお時間があれば検証よろしくおねがいします。

実データDL 期限20190901

http://firestorage.jp/download/5ab4b2b46e59b410a0e00aa121cf923eb2f942b5

データ拝見しました。

わたくしなりに検証しましたが、シーンに対し照明が明るすぎるのではないでしょうか?
無限遠光源をゼロにしただけで、不正な影はほとんど確認できませんでした。
配光光源も、IES(フリーで手に入る実照明のデータ)よりかなり明るいのでは…?
また天井や外壁もない状態では、背景の光源設定でも不正な(影ではなく)陰が
出ると思います。


データをそのままレンダリングしてみました。
私の環境では問題なさそうです。
何が違うのかわかりませんが、私のPCスペックを上げておきます。
・Shade3D Ver 17
・CPU:AMD RYZEN 1700
・メモリ: 16GB
・グラボ:GTX960
ハードはあまり関係なだそうな気がしますので、SHADEのバージョンによるものかもしれませんね。

kei.tonguさま
検証ありがとうございます!
照明が明るすぎるという考え方はありませんでしたので試してみようかと思いますが
光源としての数値を1.0以上に設定しているとすれば、背景画像だけですので
う〜ん・・という感じです。
確かに天井や外壁を描けば、問題が解消されるのかもしれませんが
これまでこの方法でやってきて、初めてこんな感じになり始めたので
困惑していた次第です。ご意見ありがとうございます!

IMECOM様
検証ありがとうございます!
問題なくレンダリング出来てますね・・・w
他のマシン(iMac)にも同じバージョンのshadeをインストールして試してみましたが
結果は変わりませんでした。が、一応こちらのPC環境を。

MAC PRO
CPU:2 x 3.46 GHz 6-Core Intel Xeon
メモリ:128 GB 1333 MHz DDR3
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 680 2048 MB

バージョンが違えばあっさり改善するんですかねぇ・・
ありがとうございます!

データそのものを、そのままレンダリングしたところ当方のShade15で同様の現象が再現されました。

kei.tonguさんの方法で無限遠光源をゼロに設定してレンダリングしても影がきえることはありませんでした。

IMECOMさんの環境では問題なくレンダリングできているとのことですので、推察できる範囲での予想ですがお使いのIESファイルがおそらくShade17以降でないと正しく読み取れない情報を持っているか、

Shade内でのレンダリングアルゴリズム等の最適化によってShade16.1以前で置きている問題が解消されている可能性はありますね。

続きです。
インポートした配光のIESデータをどれか一つで良いので
Shade上で一旦書き出した後、
新規の配光光源に再読み込みさせると不正な影が消えました。


↑上記の保存をクリックして任意の階層に保存後、

新規で「配光」を配置して先程の任意の階層に保存したIESファイルを読み込む。

↑拡散反射などを再調整してレンダリングした結果が上記になります。


上記で何故解決するか確定的なことは言えないのですが、

・読み込んだIESファイルにShadeの16.1以前では読めない部分の記述とかがあったのを一旦Shade上で書き出すことでShadeに適したIES情報だけが残ったファイルができた。

ってこと・・・ですかね〜?

補足です。

添付されていたデータの配光光源は、照明器具に設定したものではなく
”配光”形状となっている点が気になりました。
ですので、無限遠光源による影が表示されている可能性を考えました。
結果、当方の環境では不正な影が消えたのだと思います。

そこで、無限遠光源を設定したままで配光パートに表面材質設定で
”影を落とさない”設定をしたところ、不正な影は出ませんでした。

iunさま
細かい検証までありがとうございます!

皆様のご意見をお聞きして、いろいろやってみました。
はっきりしたいまだ原因は分かりませんが、他の光源とその設定との絡みはあまり関係なさそうです。
(他の光源に対してそれをやれば確実にその現象が起きないという設定は見つけられませんでしたw)
IESファイル自体はかなり前に入手したものですし、これまでも配光を使用していても問題なくレンダリング出来るシーンもありました。
ただ配光を消すとこの現象が起きないのは間違いありません。

回答いただたい皆様にはとても感謝です!
自分なりにいろいろやってみても様々な結果がでましたが、
これだ!という原因が見つけられませんでした。

結局のところver.17以降でレンダリングすると、この現象が100%起きないということであれば
もうなんというか、これ以上あーでもないこーでもないする時間がもったいないかなぁ〜とw

現状ver16しか持っていないので、皆さんからご教示いただいた方法で、
うまく付き合っていくしかないかなぁと思ってます。

もうご本人に結論が出てしまっている様なので今更ですが…


私もTAKMANさんと同じ16.1.0を使っています。
ダウンロードさせていただいたデータをレンダリングしたところ、やはり同じような不正な結果になりました。不正の出方からするとイラディアンスキャッシュと配光の兼ね合いかなぁなんてボンヤリ思いました。
パストレーシングのイラディアンスキャッシュをOFFにすると不正は完全にでなくなります。
が、それではだめですよね。

それで根本的な対策ではなく、TAKMANさんの環境に通用するかもわかりません(的外れだったらすみません)。うちの環境でのこのシーンに限ってのことですが、

ブラウザ上の配光の、上から1、2、5番目を配置仕直したら不正が出なくなりました。
1番をコピーのあと削除してから同位置にペースト、2番と5番も同様に同位置に配置しなおしたところ、うちの環境では不正が出なくなりました(何回か繰り返しましたが不正はでませんでした)。他の配光に不正の元がある場合は全部再配置でもいいのかもしれません。

もしこれが有効なら他のシーンでも不正を起こしている配光を見つけるか、最悪全部の配光を再配置すると不正を解消できるかもしれないので、おまじないみたいな方法ですが(笑)、もし興味がわきましたら試してみてください。

その後の検証ですが、(もうご納得されてるようなので個人的興味からくる検証ですが。)
前回 kei.tonguさんがおっしゃっていた無限遠光源を切ると言う方法についてですが、前回私は無限遠光源を4灯も使っているとは思わずに1灯だけ消していたので、すべて消してみましたが、こちらの環境では黒点が少し残りました。

また、一度すべてのシーン内の照明の影の値を0.00に設定しても不正な影が
消えることはありませんでした。
したがって本質的な意味での"不正な影"ではないようです。

次にKishidaさんのおっしゃるとおり
イラディアンスキャッシュをオフにする方法で黒い部分が消えることを確認しました。
ただし、こちらの環境では既存の配光光源1,2,5をレンダリング対象から除外してレンダリングをかけたところ一部分に黒い部分が残りました。

したがって足りないのはキャッシュの設定不足だろうと思いサンプル数をあげてみたりサンプル感度を細かくしてみたりしましたが、劇的な改善は見られませんでした。
(少なくとも黒点は減りますし、細部強調をオフにするとかなり改善が見られましたが根本的解決ではありませんね)

ちなみに 黒点の問題とは関係ないかもしれませんが、kei.tonguさんのおっしゃるとおり
室内のシーンにしては照明が明るすぎるのと種類が多すぎるのは
計算時間も莫大になるかなと思いました。そのほとんどに影の設定が
はいってるので影の計算時間も結構上乗せされてるようですね。

グローバルイルミネーション(大域照明)を室内のシーンに使用するのに
永遠に減衰しない無限遠光源を使うのは確かにあまり適していないかもしれません。

照明設計を見直してみるのも一つ手かもしれませんね。

皆様
本当にありがとうございます!
大域照明を使って、かつ明るさ調整に無限遠光源を複数使っているあたり、直接的な原因ではないにしても引き金になっているかもしれません。
わたしのその場しのぎの強引な照明設定が今回のこの現象を生んでいるのは間違いないようです^^;

このシーンに限って言えば、無限遠光源含め他の光源をすべて消して、大域照明と配光だけにしても同じ現象が起きるのですが、一つ配光を消したり角度を変えたりすると、問題がでなかったりしますw

いっそ光源配置のやり直しと、シーンデータ全体の見直しをしてみようと思います。